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| 拙者の名は、聞き耳半蔵。日々、忍術を習得せんと精進する一介の忍者でござる。拙者の使命は、山を下りて忍法を使いこなし、男女の"色恋沙汰"を聞き出すこと。何故、忍びの者にそのようなことが必要か、それはお師匠様曰く、人情の機微を知るため。拙者はその尊いお考えに応えるべく、コーヒー忍者を襲名したでござる! |
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後編 原宿にあるカフェにて、聞き捨てならぬ台詞を耳にしたコーヒー忍者。
今回のターゲットはどうやら、イターい雰囲気の…?? |
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| 女: |
「っていうかね、テル君さ、そのTシャツ何とかならないの?」 |
| 男: |
「え?これ?『シャアザク』モデルだけど、ダメ?」 |
| 女: |
「もっとカワイイキャラクターがいいよぉ。テル君もカワイイんだし」 |
| 男: |
「そ、そっかな?僕ってカワイイかな?じゃあ、じゃあ、どんなのがイイ?」 |
| 女: |
「う〜ん……『リラックマ』とかがイイかなぁ」 |
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| 男: |
「で、でもなぁ。シャアはカリスマだし……」 |
| 女: |
「ドント・ミステイク、テル君。シャアを棄てろってことじゃなくてよ」 |
| 男: |
「と、言いますと……」 |
| 女: |
「テル君は、そのままでいいの。ただ、デートのときにもっとステキなテル君が見たいだ・け・な・の♪」 |
| 男: |
「ロココちゃん……(緩み切った顔。これもまたキツイ)」 |
| 女: |
「あれぇ?テル君、泣いてるのかなぁ?」 |
| 男: |
「な、泣いてなんていないよ!嬉しいんだから、泣くはずないだろぅ」 |
| 女: |
「ふぅん。ほら、たまにいるじゃん?すぐ泣く涙もろいおじさん」 |
| 男: |
「僕は違うよ。僕ぁ泣かないからね、絶対。だって、こんなところで泣くなんてそれこそモイキーおやじじゃないかぁ」 |
| 女: |
「モイキーおやじ……うん、それはモイキーだぁ!」 |
| 男: |
「うんうん!モイキー、モイキー」 |
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| ロココちゃんとハゲ……いや、テル君とやら、2人の世界にどっぷり浸かるのも結構だが、周囲からの好奇の眼差しをもう少し気にした方がいいでござる。拙者を含め、この空間にいる皆がお主らの交際それ自体に疑惑を抱いているのだから……あしからず。 |
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| 今回の教訓は、「いわくつきのカップルには注意せよ」ということでござる。何故惹かれ合い、何故交際に至ったのかが分からぬというのは、はたで見ていて息苦しいもの。そして、それは「2人だけの世界」に入られてしまった場合には、余計タチが悪いでござる……。 |
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